ミニ・レビュー
通算33作目のシングル。「悲しみトワイライト」は、恋の終焉に気づいてしまった女性を歌ったアップ・テンポの作品で、シャープなキャラを演じてきた吉澤ひとみの卒業作にふさわしい。「Hand made CITY」は、男性や子供の掛け声が賑やかなデジタル・ビート全開の作品。ハチャメチャ感が2001年頃のミニモニ。風。
ガイドコメント
モーニング娘。の通算33枚目となるシングル。前作「笑顔 YESヌード」は光井愛佳が加わってフレッシュな印象だったが、本作は4代目リーダーの吉澤ひとみが参加する最後の曲となるため、どこか寂しい印象も受ける。
収録曲
01悲しみトワイライト
吉澤ひとみをリーダーとしての最後のリリースとなった通算33作目のシングル。喪失感を怒りに変え、自らを震い立たせるかのような詞が切ない。つんく♂が得意とする歌謡ロック風の曲調と彼には珍しい挑発的な編曲の組み合わせが面白い。
02Hand made CITY
「手作りの町」イコール「ライヴ会場」という解釈もできそうな、ライヴで盛り上がること必至のアゲアゲなナンバー。彼女たちの若さやスピード感、リズム感が一体となった、とてつもなくパワフルな世界観に圧倒される。
03悲しみトワイライト (Instrumental)