ミニ・レビュー
なるほど。金管の咆哮も重ったるい進行も抹香臭さもない。響きは良くブレンドされていながら隅々まで透き通り、豊かなニュアンスに色づく細部が良く見える。これがラトルのブルックナー。曲との絶妙な距離感がいい。インタビューと録音風景の映像付き。
ガイドコメント
ラトルによるブルックナーを収録。ブルックナー像を一新させた第7番と同様に、ロマンティックで幻想的な第4番も新たな魅力と発見がもたらされている。BPOの底力が実感できる一枚だ。
収録曲
ブルックナー:
01交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 (ノヴァーク版)
仕様
CDエクストラ内容:サイモン・ラトル・インタヴュー&録音風景映像収録
演奏
サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団