ミニ・レビュー
ランのピアノは若々しい瑞々しさをいっぱいにたたえながらも非常に洗練されかつ抑制の利いた、いかにもベテランといった雰囲気を持っているのに驚かされる。新時代の名盤と言って良いだろう。伴奏もほどよいスケール感と冴えた響きでピアノを支えている。
ガイドコメント
ラン・ラン初のベートーヴェン。彼を見出し、そのキャリアに大きくかかわってきたエッシェンバッハとの録音だ。自身による作品と解釈を解説したDVD付き。
収録曲
ベートーヴェン:
[Disc 1]
01ピアノ協奏曲第1番ハ長調op.15
02ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58
[Disc 2]〈DVD〉内容:収録風景/ピアノ協奏曲第4番について語る/クリストフ・エッシェンバッハとラン・ラン-初めての出会い
演奏
ラン・ラン(P) クリストフ・エッシェンバッハ指揮 パリ管弦楽団