ヴェルヴェット・リヴォルヴァー / リベルタド

はてなブックマークに追加
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー / リベルタド
CD
ミニ・レビュー
グラミーを受賞したファーストから3年ぶりとなる待望の2作目。ブレンダン・オブライエンが制作を担当し、前作を大きく上回るアグレッシヴでエモーショナル、そしてワイルドなサウンド&ヴォーカルで極上のヘヴィ・ロックンロールを聴かせる秀作。
ガイドコメント
グラミー賞も受賞したロック界のドリーム・バンド、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの2ndアルバム。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやパール・ジャムを手がけたことでも知られる名手、ブレンダン・オブライエンのプロデュースという注目作だ。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    6位 (2007/6/25)  ⇒  9位 (7/2)  ⇒  19位 (7/9)  ⇒  30位 (7/16)  ⇒  23位 (7/23)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    7位 (2007/6/25)  ⇒  7位 (7/2)  ⇒  16位 (7/9)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    9位 (2007/6/25)  ⇒  9位 (7/2)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    9位 (2007/6/25)  ⇒  9位 (7/2)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    5位 (2007/6/25)  ⇒  7位 (7/2)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    10位 (2007/6/25)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    3位 (2007/6/25)  ⇒  3位 (7/2)  ⇒  8位 (7/9)  ⇒  11位 (7/16)  ⇒  6位 (7/23)
収録曲
01LET IT ROLL
ファム・ファタール(運命の女)とでもいえる魅惑的な女性に出会い、彼女を求める想いと忘れようとする気持ちの間で葛藤する男の姿が、パワフルかつスピーディなサウンドに乗って歌われる。スラッシュの伸びやかなギターが心地よい。
02SHE MINE
スコット・ウェイランドの存在感あるヴォーカルとスラッシュのギター・ワークが絶妙に絡み、妖艶な雰囲気を醸し出すナンバー。ロックの古典的命題=女、車、ドラッグに精神疾患をプラスした歌詞には、現代アメリカの病巣の深さが。
03GET OUT THE DOOR
肉体的な弾力性とメタリックな感触が有機的に結びついた、タフなロックンロール・ナンバー。聴き手のイマジネーションを喚起する意味深な歌詞も面白く、スコット・ウェイランドのヴォーカルも絶好調といった感じだ。
04SHE BUILDS QUICK MACHINES
ダフ・マッケイガンのベースとマット・ソーラムのドラムスが強靭なリズムを叩き出し、スラッシュのギターが奔放に飛翔する、ガンズ以来のファンにはたまらない曲。エロティックな詞も含め、典型的なバッドボーイズ・ロックンロールだ。
05THE LAST FIGHT
ハードにドライヴするトラックが続くアルバム『リベルタド』で、程良いアクセントとなっているミディアム。人生の酸いも甘いも噛み分けたヴェテラン・ロッカーならではの余裕とホロ苦さをともなった男の哀愁が、演奏や詞に宿った味わい深い一曲。
06PILLS, DEMONS & ETC...
ファンキーにうねるリズムを前面に打ち出した、グルーヴ感あふれるヘヴィ・チューン。ジャンキーをテーマにした詞にも、このメンバーならではの説得力がある。スラッシュのシャープなギター・ワークが実にカッコイイ。
07AMERICAN MAN
“9.11”のショックと泥沼状態に陥っているイラク戦争により、喪失感に打ちのめされているアメリカ人の揺れる心情を赤裸々に、激しく描いたハードなナンバー。スコットのエモーショナルなヴォーカルが素晴らしい。
08MARY MARY
エッジを効かせた鋭いビートとヘヴィなドライヴ感が融合した、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーならではのロックンロール・チューン。魅力的な女性に対するホットな愛情を吐露する、スコットのリラックスしたヴォーカルは文句なしだ。
09JUST SIXTEEN
スラッシュのスピード感に満ちたワイルドなギター・プレイが全編にわたって躍動し、スコットのエモーショナルな歌声が炸裂するハード・ロック・チューン。十代の危うい情事・秘め事を悔恨交じりに描いた現代風な歌詞も秀逸。
10CAN'T GET IT OUT OF MY HEAD
感傷とロマンティシズムをたたえた詞や美しく柔らかなメロディを持つELOの曲を、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー流にカヴァー。スコットのマイルドなヴォーカルとスラッシュの激情を振り絞るようなギターのコントラストも鮮やか。
11FOR A BROTHER
ガンズ・アンド・ローゼズの流儀を今風に受け継ぎ、咀嚼したグルーヴィなファンキー・ロックンロール。心身ともに傷つきながらも精神の解放を勝ち取った男を描いた詞には、抽象的だが心に訴えかけてくるものがある。
12SPAY
ヘヴィ・アンド・ラウドにドライヴする躁状態のサウンドをバックに、怒りや苛立ちをストレートに描写。スコット・ウェイランドがパワフルなヴォーカルでブチまける、エネルギッシュかつカオティックなナンバー。
13GRAVEDANCER
ゆったりとした穏やかなメロディに乗って歌われる、スコットのジェントルなヴォーカルが心地よく響くミディアム・バラード。どこか70年代のウエストコースト・サウンドを想起させるところがあり、彼らのルーツが感じ取れる。
14GAS & A DOLLAR LAUGH
アルバム『リベルタド』のボーナス・トラック。ワイルド&アグレッシヴな中にもポップな意匠を取り込んだ表題曲と、スラッシュが奏でる生ギターに合わせてほのぼのとしたセッションを繰り広げる2部構成で、緊張と弛緩のメリハリが小気味いい。
(14)ボーナストラック
仕様
エンハンストCD内容:リ・エヴォリューション:メイキング・オブ・リベルタド
タイアップ
  • 「She Builds Quick Machines」 - テレビ神奈川「洋楽天国 TUESDAY」テーマソング
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳/ステッカー(初回のみ)
アーティスト
  • ヴェルヴェット・リヴォルヴァー
    元ガンズ&ローゼスのスラッシュ(g)、ダフ・マッケイガン(b)、マット・ソーラム(ds)が、デイヴ・ナヴァロ・バンドなどで活躍したデイヴ・クシュナー(g)と、ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランド(vo)と共に2002年に結……
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015