ガイドコメント
DOPING PANDAの2007年6月発表のミニ・アルバム。『High Fidelity』から続く“High”シリーズの3作目で、イタリア人アレンジャーのガブリエル・ロベルトを起用し、クオリティの高いロックが披露されている。
収録曲
[Disc 1]
01Hybrid bleeder
レゲエ、スカなどカリビアン・ビートを活かした軽快なポップ・チューン。スチール・ドラム風の音色やカルロス・サンタナばりの泣きのギター・フレーズを盛り込みながら、自らハイブリッドのブリーダーだと宣言している。
02I'll be there
テクノ・ポップ・スタイルをベースに60年代のロックやフォークのエッセンスを取り入れた、軽快なハイブリット・ナンバー。「君が力尽きたら俺の名前を呼べ、側にいるから」と歌いかける友情の歌が、どこか懐かしく響く。
03shine
ラヴ&ピースを歌ったビートルズ・ナンバーを思わせる、スケールの大きなハッピー・ソング。リズミックなストリングスの調べと華やかに跳ねるブラスの響きが気分を高揚させ、スキップでもしたくなる感じ。
04Always away
スカ・ビートをベースにソウルやハード・ロックなどさまざまなテイストを混ぜ込んだハイブリッド・ナンバー。全編英詞による、テンポが速くのめり込むようなビートと爆発力があるサウンドは、インディ時代の“ドーパン”を思わせる。
05It's my life
バスドラ中心の重めのビートとスウィングするブラス・サウンドをバックに、出て行ってしまった恋人への思いを未練交じりに歌っているソフトなポップ・チューン。英語交じりの日本語詞とポリシンセが効果的だ。
[Disc 2]〈DVD〉
01全曲解説
02The Short Movies 第3話 スルー、アウェイ
03Ending