ミニ・レビュー
通算7枚目のシングル。「最後の夜」は、海を舞台に別れのシーンを歌い上げたバラード。ピアノ1本から始まり、少しずつ感情が高まるように盛り上がるストリングスとヴォーカルの融合が圧巻。「クワガタ」では、子どもの頃の象徴としてクワガタを用いるなど、ライターとしての個性も発揮。
ガイドコメント
元EXILEのヴォーカリスト、清木場俊介の2007年7月発表の2枚同時リリース・シングルの1枚。質の高いヴォーカルをフルに活かしたナンバーで、シンガー・ソングライターとしての成長が感じられる。
収録曲
01最後の夜
夏の夜の海辺を舞台に、別れる二人を物悲しく描いたバラード。もろいガラス細工のようなメロディ、エモーショナルなヴォーカル。ピアノ1本から始まり徐々に盛り上がるストリングスの音との絡みは切なく、涙を誘う。
02クワガタ
忙しい生活、伏し目がちな日常を忘れて、一度足を止めて前を見直してみよう。そんな風に気付かせてくれるナンバー。「クワガタ」「オニヤンマ」という子供の頃を思い出す単語を効果的に用いた本人の詞が、個性的で面白い。
03最後の夜 (カラオケ)