ミニ・レビュー
あんな顔でこんな声、そんなルックスでどんなバンド・サウンド? という謎が解けぬままにいつまでも新鮮で楽しめるのがBUCK-TICK。2007年9月発売のアルバムからの先行シングルは恐ろしくポップでキュート、シンプルなギター・サウンドに回帰したみずみずしい作品だ。
ガイドコメント
デビュー20周年を迎えた2007年に発表のメモリアル・シングル。いつまでも変わることのないパワフルでセンセーショナルなスタイルで、唯一無二のサウンドを炸裂させている。
収録曲
01Alice in Wonder Underground
激しいティンパニの連打から始まるポップ・チューン。ダーク・ワールドを舞台に、童話のヒロインをもじった女の子と繰り広げる愛と惨劇をメランコリックに歌う。軽快なリズム、まばゆいイメージなどの要素が凝縮。
02tight rope
96年発表のアルバム『COSMOS』に収録されたナンバーのセルフ・カヴァー。重厚感あるサウンドによって、男っぽさのあふれる骨太ヴァージョンに生まれ変わった。愛と死を意識した詞世界も面白い。