ミニ・レビュー
ソウル・ミュージックはすなわちダンス・ミュージックだという、彼らの熱い思いがびしびし伝わってくる、最高のロックンロール・ナンバーだ。激しいシャウトも、切ないため息も、まとめてワン・フレーズで歌いきれる山口だからこその名曲。ライヴ録音の「美しき人間の日々(世界ロック選抜バージョン)」も必聴。
ガイドコメント
サンボマスターの2007年第2弾となるシングル。サンボ節が全開のパワフルかつソウルフルなサマー・チューンで、本作でもロックンロールの楽しさを熱いパフォーマンスで伝えてくれる。
収録曲
01very special!!
節目となる10thシングルは、思わず情熱的なダンスをしたくなるアッパー・サマー・チューン。愛する人と歌って踊る特別な夜を、魂に響くサンボ節全開で歌う。スロー・ダウンして迎えるクライマックスと手拍子が効果的だ。
02奪いとることについて
体調不良の木内に代わり、山口がドラムを叩いて完成させたといういわくつきの曲。けだるいダンスへ誘うレゲエ・チューンで、奪うだけの男を“ドブ野郎”と表現し自らをいさめる歌詞に、リアルな男の心情が見て取れる。
03美しき人間の日々 (世界ロック選抜バージョン)
2007年4月26日、新宿コマ劇場での世界ロック選抜におけるパフォーマンスを収録。疾走するギターに乗せた美しき日本語ロックが、さらにハードにさらに熱っぽく展開される。“今を生きるぜ”に対する声援も興奮必至だ。