ミニ・レビュー
皆さんには悪いけどハッキリ言おう。ハイドンの交響曲は、このへんまでが抜群に面白いのだ。もしラトルが引き続きハイドンを録音するなら、これ以降ではなく、これ以前のものをやってほしい。その面白さを見抜き、才気たっぷりに表現したラトルに拍手。
ガイドコメント
2007年、ベルリン・フィルはハイドン生誕275年にちなんで、ハイドンの演奏を集中的に取り上げた。本作は、その成果が記録された貴重な一枚だ。ラトルによる、ハイドンの核心に触れる演奏が楽しめる。
収録曲
J.ハイドン:
[Disc 1]
01交響曲第88番ト長調
02交響曲第89番ヘ長調
03交響曲第90番ハ長調
[Disc 2]
01交響曲第91番変ホ長調
02交響曲第92番ト長調「オックスフォード」
03ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットのための協奏交響曲変ロ長調
仕様
CDエクストラ内容:サイモン・ラトル・インタビュー&ベルリン・フィル演奏風景映像
演奏
サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [2] (3)安永徹(VN) ゲオルグ・ファウスト(VC) ジョナサン・ケリー(OB) シュテファン・シュヴァイゲルト(FG)