ミニ・レビュー
待望の、という言葉はまさにこういうときに使うのだろう。デビュー・アルバム2枚同時リリースから2年半。本当に待望のマキシ・シングル。荒々しさの中に切なさが埋め込まれたサウンドも、チャーミングでドラマティックなメロディも、寸分狂わず銀杏印。最高。★
ガイドコメント
元GOING STEADYの峯田和伸が率いるパンク・バンド、銀杏BOYZの初となるシングル。4つ打ちのビートに電子音を取り入れた新機軸を思わせるナンバーで、攻撃的な姿勢を保ちつつもポップな仕上がりとなっている。
収録曲
01あいどんわなだい
記念すべき1stシングルは、ヴォーカル・峯田による雑誌の連載小説と同タイトル。4つ打ちドラムに乗せ、“I don't wanna die”と“愛はどんなんだい?”をモジったポップなラヴ・ソングだ。シャウトもリフレインも振り切れている!
02東北新幹線はチヒロちゃんを乗せて
ヴォーカル・峯田が元カノに対する想いを綴ったというスロー・テンポのラヴ・ソング。歌詞がリアルで、北を目指す汽車に乗り込む女の子の情景が即座に思い浮かんでくる。ギターの音色も泣いているように切なく響く。