ミニ・レビュー
映画『Life 天国で君に逢えたら』主題歌「風の詩を聴かせて」が、TVスポットでヘヴィ・ローテーション。クラプトン直系のAORというベタさがまた、この人が桑田佳祐たるゆえん。ロックな2曲目、スカ調の3曲目とカップリング曲も多彩で、ソロ作として過不足のない仕上がり。
ガイドコメント
桑田佳祐の2007年8月発表のシングルは、映画『Life 天国で君に逢えたら』の主題歌。アコースティック・ギターが奏でる繊細なサウンドに乗せ、センチメンタルながらも前向きな詞が感動を誘う。
収録曲
01風の詩を聴かせて
映画『Life 天国で君に逢えたら』主題歌となった、ソロ10thシングル。夭折したウインドサーファーの生き方にインスパイアされ、前向きに生きる気持ちを歌ったスロー・バラードだ。アコースティック・サウンドが胸に染みる。
02NUMBER WONDA GIRL〜恋するワンダ〜
アサヒ缶コーヒー「WONDA」CM用に書き下ろしたグルーヴィ・チューン。男を惑わす魔性の女にクラクラさせられるさまを、ユーモラスな言葉遊びの中で表現していく。ギターもピアノもロック気分ではじけまくっている。
03MY LITTLE HOMETOWN
海に近い町で過ごした少年時代を回顧する、ノスタルジックな癒し系ミディアム・チューン。「ジャマイカと茅ヶ崎がグジャグジャになってますよね」と本人が語るとおり、レゲエのリズムと和風の情景がブレンドされている。