ミニ・レビュー
編曲版のマーラーでは、先行のシュタートルマイア版よりも小編成によっているが、強い集中と高い能力は表現に不足なく、逆に響きが澄む効果が加味される。ライヴでのショスタコーヴィチも、シャープな音色やクリアな声部などクレーメルらしい鮮やかな名演。打楽器陣も冴えている。★
ガイドコメント
クレーメル率いるクレメラータ・バルティカの10周年記念作は、指揮なしで交響曲の大作に挑んでいる。マーラーは、弦楽合奏用の編曲版。ショスタコーヴィチは、死をテーマにした晩年の傑作。新たな感動を呼ぶ一枚だ。
収録曲
マーラー:
01交響曲第10番~アダージョ
ショスタコーヴィチ:
02交響曲第14番op.135~ソプラノ、バス、室内管弦楽のための
演奏
ギドン・クレーメル(VN) クレメラータ・バルティカ (2)ユリア・コパチェヴァ(S) フョードル・クズネツォフ(BS)