ミニ・レビュー
98年のデビュー以来、独自の活動を続ける男性シンガー・ソングライターの3枚組アルバム。ラジオ・ドラマ仕立てのストーリーとポップな楽曲によるコンセプチュアルな展開からは、彼の強い思いとメッセージが楽しませつつも伝わってくる完成度の高い大作。
ガイドコメント
およそ4年ぶりとなるオリジナル・アルバムは3枚組の大ボリューム。独特の言語感覚と斬新な批評眼を持つ彼が、絶望や敗北、矛盾に満ちた現実世界をファンタジックに奏でた渾身の作品だ。
収録曲
[Disc 1]
01「お話してよ」
02荒野
03「もっとお話してよ」
04いまのうち
05フォークロア911
06「グラウンド・ゼロ拡散」
07スリーピング・ジャパン
08「戦前世代」
[Disc 2]
01「ソウルミュージシャンたち」
02生の申し子
03「昔々、レコードというものがあった」
04世紀の爆笑
05千年の願い
06「甘美なる」
07ロンリー・クイアのKISS抑止
08「アメリカの、あの世」
09ヘヴンリィ・パンク:アラマルチャ
10「啓典の民たちの、あの世」
11あの娘はまるでポニーみたい
12「3度だけ」
[Disc 3]
01「ひとつめ」
02ラスト・レコード・オブ・ザ・ワールド
03「ふたつめ」
04世界は私のお気に入り
05人間じゃない
06少し浮かれて
07airplane
08「みっつめ」
09FINaLCHaNT
10「The End of September 11、2051」
11彼方から
12此方から