ミニ・レビュー
アンダは55歳で亡くなったが、その前年の録音。ピアニストとしては絶頂期にあった時期である。エキセントリックな個性ではないが、ショパンのエレガントさや息づかいがごく自然に立ち昇ってくる。ショパン演奏の基本として押さえるには格好のアルバム。
ガイドコメント
ショパンのワルツ集は、かつてフィリップスからバルトークやモーツァルトの協奏曲とカップリングされて発表されていたもの。アンダの最後の録音となったもので、アンダを代表する名盤のひとつだ。
収録曲
ショパン:
01ワルツ第1番変ホ長調op.18「華麗なる大円舞曲」
02ワルツ第2番変イ長調op.34-1「華麗なる円舞曲」
03ワルツ第3番イ短調op.34-2「華麗なる円舞曲」
04ワルツ第4番ヘ長調op.34-3「華麗なる円舞曲」
05ワルツ第5番変イ長調op.42「大円舞曲」
06ワルツ第6番変ニ長調op.64-1「小犬のワルツ」
07ワルツ第7番嬰ハ短調op.64-2
08ワルツ第8番変イ長調op.64-3
09ワルツ第9番変イ長調op.69-1「別れ」
10ワルツ第10番ロ短調op.69-2
11ワルツ第11番変ト長調op.70-1
12ワルツ第12番ヘ短調op.70-2
13ワルツ第13番変ニ長調op.70-3
14ワルツ第14番ホ短調遺作