ミニ・レビュー
80年代のシティ・ポップ・シーンでアダルトな雰囲気をもった女性シンガーとして活躍した門あさ美が、テイチク時代に発表した7作品が紙ジャケで復刻。鈴木茂のアレンジが光る79年の1作目『Fascination』。謎の官能的なシンガーとして注目を浴びるきっかけとなった80年の『SACHET』。代表曲「月下美人」を収録した81年の『SEMINUDE』。松岡直也がサウンド・プロデュースした物語仕立ての構成となっている82年の『HOT LIPS』。井上鑑のアレンジによる83年の『PRIVATE MALE』。ドン・コスタ仕込みのアレンジからニューウェイヴ的なサウンドまで展開してみせる惣領泰則による84年の『U RA RA』。大波を乗り切った安堵めいたものを感じてしまう85年の『BELLADONNA』。同時代のポップ・シーンで活躍した女性シンガーたちの歌声までも思い起こさせる。
ガイドコメント
1970~80年代に活躍した門あさ美の1stアルバム。ほぼ全曲の作詞・作曲を彼女自身が手がけた作品で、今聴いても新鮮な響きの歌声が印象的だ。鈴木茂、松任谷正隆がアレンジで参加している。