ミニ・レビュー
とてもアグレッシヴな表情を見せるDIR EN GREYのシングル。今作は、彼らのもう一つの側面でもあるバラード系スタイル。もちろんゴシック&ヘヴィに構築した姿も。彼らが本質的に持っている歌心を、豪圧色に染め上げた表情の中で楽しめる。
ガイドコメント
世界中にファンを持つDir en greyの2007年10月発表のシングル。重厚なリズムと彼らならではの中毒性をともなうメロディ・ラインは、ジャンルや国境を越えた広がりを放っている。
収録曲
01DOZING GREEN
21thシングルとなったヘヴィ・ロック・チューン。ハードからソフトに、メロウから悲しげに、展開とともにイメージを次々変えていく痛切なメロディだ。タイトルが示すとおり、緑にまどろんでいく混とんとした世界を歌っている。
02HYDRA-666-
2ndアルバム『MACABRE』収録曲「Hydra」のニュー・ヴァージョン。オリジナルを再構築して、より邪悪なイメージに仕上げている。以前のニュアンスを多少残しながら、泥まみれの人生をサイコティックに表現している。
03AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
アルバム購入者を対象にしたライヴで演奏された、ディル・アン・グレイの最狂チューン。京が感情を爆発させて放ったスクリーモとシャウトが全編を覆いつくし、圧倒的なスピード感で迫ってくる。