イギリスのグループ、スパイス・ガールズのデビュー曲。当時は5人組で、ひたすら元気良く矢継ぎ早に繰り出される言葉が、相手を挑発しながらも思いっきり楽しませてくれる。それぞれ個性の違うヴォーカルを披露。

2ndシングルとなったR＆Bタイプのポップなミディアム・ナンバー。メンバーの掛け合いにはグループならではのコンビネーションの良さが出ていて、聴いても踊っても楽しい曲だ。間奏にフィーチャーされたハーモニカも印象的。

クリスマス・ソングとしても人気の清楚なバラード・ナンバー。「ワナビー」などのにぎやかさとは正反対だが、美しいヴォーカルとコーラスをしっかり聴かせることもできるという、グループの実力を証明した3rdシングル。

母親への愛や感謝の気持ちを歌ったポップなミディアム・ナンバー。ファッションなども含めて華やかなイメージが強い彼女たちだが、人間としてしっかりとした面を見せたのも印象的。心を込めてじっくりと歌っていて、いい曲だ。

ファンキーなギター・カッティングでスタートするブラック・フィーリングたっぷりの曲。スリリングなホーン・セクションも大活躍で、彼女たちの若いパワーが全編で楽しめるノリノリのサウンドだ。セクシーなヴォーカルもいい。

彼女たち自身が出演したペプシのCMに使われたナンバー。どっしりとしたファンキーなサウンドとヴォーカル＆ラップを巧みにミックスさせた、クールなフィーリングもあるカッコいい曲だ。本作で正式に初登場となる。

サンバのリズムを取り入れた情熱的なダンス・ナンバー。はつらつとして若々しく、活気に満ち、聴いていて元気になれる。カラフルなファッションやダンスでも楽しませてくれる、彼女たちにふさわしい曲だ。

「トゥー・ビカム・ワン」に続く2作目のクリスマス・ソング。ホーンなどをさりげなくフィーチャーしたしっとりとしたバラード・ナンバーで、リードが交代するなどカラフルで巧みなヴォーカル・ワークにうっとりとさせられる。

メンバー全員が交代でリード・ヴォーカルを担当し、跳ねるようなホーン・セクションをフィーチャーした、軽快なソウル風ポップス。うきうきするようなムードがいっぱいで、さわやかなコーラスも彩りを添えている。

スパニッシュ・ギターが効果的に使われたバラード・ナンバー。今さら、と言われるかもしれないが、彼女たちのコーラスの良さは絶妙。ヴォーカル・グループとしてしっかりとしているからこそ、さまざまなタイプの曲をこなせることが再確認できる。

“ジンジャー・スパイス”ことジェリが抜けて4人になった3rdアルバム『フォーエヴァー』からのバラード。優しく“Everything will work out fine”と勇気付けてくれる応援歌だ。彼女たちのコーラスがあるからこそ説得力があり魅力が倍増する。

「レット・ラヴ・リード・ザ・ウェイ」とのカップリングで9度目の全英チャート1位を記録したヒット曲。時代の最先端を行くチキチキ・ビートによるスパイス流R＆Bとして注目された。アコースティック・ギターによるサウンドの響きも心地よい。

『グレイテスト・ヒッツ』のハイライトのひとつである新録曲。当時のバラード・ナンバーの名唱以上の、さらに大人の女性のヴォーカル＆コーラスが聴けて、また別の味わい、感激がある。

『グレイテスト・ヒッツ』収録の、2曲ある新録曲のうちの1つ。“さあ、パーティよ！”と歌われるダンス・ナンバーで、さすがに華のあるヴォーカルやサウンドは、かつてと変わらぬほどパワフルで圧倒される。再結成後もずっと現役でいて欲しいと願うばかりだ。

脱退したジェリへお別れの言葉を送ったシングル。内容が内容だけにちょっぴり悲しい雰囲気のあるバラード・ナンバーだが、彼女たちの素晴らしい人柄や友情が感じられる。余韻がいつまでも残って、しんみりとしてしまうほど。