ミニ・レビュー
峯田のアコギの弾き語りで始まる。息づかいまでもがリアルに伝わるヴォーカル。シンプルだからこそ歌われる言葉は強い意志を持つ。ゲスト参加のDr.kyOn(ボガンボス)がピアノで彩りを添え、やがて激しいバンド・サウンドに表情を変えていく約11分の超大作。
ガイドコメント
2007年11月発表のシングルは、12分にもおよぶ大曲。アコースティック・ギターで始まる前半部、ピアノが導入され徐々に厚みを増して、バンド演奏へとつながる後半部。どこを取っても緊張感にあふれた渾身の演奏がなされている。
収録曲
01光
アコギをバックにした繊細な痛みをともなった峯田のヴォーカル。Dr.kyOn(ボ・ガンボス)のピアノが悲しいほどにきらめく前半パートから、ラストに向けて一気にラウドなバンド・サウンドになだれ込む。11分超の大作に込めた想いは、ひたすら激しい。
02ナイトライダー
“ゴイステ”時代にもこういった情けなさと切なさが同居したロックはあったが、この曲では“suicide”というフレーズにドキッとさせられる。ちょっと毒があってきらびやかで聴き手を強く惹きつける、不思議な魅力にあふれたナンバーだ。