ミニ・レビュー
3枚目にして初の本格的なクラシック・アルバム。ドラマ版の『のだめカンタービレ』で、千秋真一のピアノ演奏の吹き替えをしていたから、お馴染みだろう。強弱緩急の押さえどころも的確で、ショパンでの甘さと「熱情」でのダイナミズムとを持ったスケールの大きな演奏だ。
ガイドコメント
82年東京生まれの俊才ピアニスト、清塚信也の3枚目のアルバムにして、初の本格クラシック作品。サロン・コンサートでしっかりと聴衆の心を掴んでいる彼の、本領発揮ともいうべき一作だ。
収録曲
ベートーヴェン:
01ピアノ・ソナタ第23番へ短調op.57「熱情」
ショパン:
02夜想曲第2番変ホ長調op.9-2
03夜想曲第20番嬰ハ短調「遺作」
04練習曲イ短調op.25-11「木枯らし」
05練習曲嬰ハ短調op.25-7
06バラード第1番ト短調op.23
07スケルツォ第3番嬰ハ短調op.39
08舟歌嬰ヘ長調op.60