ミニ・レビュー
ボブ・ディランは出てこないが、彼の多彩なイメージを6人のディラン的役者が演じる映画のサントラ盤。ソニック・ユース、ヨ・ラ・テンゴら曲者たちがディラン・ナンバーを取り上げるが、目玉はやはり『地下室』のアウト・テイクである、御大自身のレアな表題曲だろう。
ガイドコメント
ボブ・ディランの伝記的な映画『アイム・ノット・ゼア』のサントラ。ディランを敬愛するアーティストたちが、ディランの名曲をカヴァー。ディランのバック・バンドのメンバーも参加した今作のための限定ユニットをはじめ、豪華なメンツが集結している。
収録曲
[Disc 1]
01見張塔からずっと (エディ・ヴェダー&ザ・ミリオン・ダラー・バッシャーズ)
02アイム・ノット・ゼア (ソニック・ユース)
03アカプルコへ行こう (ジム・ジェームス&キャレキシコ)
04トゥームストーン・ブルース (リッチー・ヘヴンス)
05やせっぽちのバラッド (スティーヴン・マルクマス&ザ・ミリオン・ダラー・バッシャーズ)
06メンフィス・ブルース・アゲイン (キャット・パワー)
07プレッシング・オン (ジョン・ドゥー)
08フォース・タイム・アラウンド (ヨ・ラ・テンゴ)
09ダーク・アイズ (アイアン&ワイン&キャレキシコ)
10追憶のハイウェイ61 (カレンO&ザ・ミリオン・ダラー・バッシャーズ)
11コーヒーもう一杯 (ロジャー・マッギン&キャレキシコ)
12八ッティ・キャロルの寂しい死 (メイソン・ジェニングス)
13ビリー1 (ロス・ロボス)
14運命のひとひねり (ジェフ・トゥイーディー)
15黒いコートの男 (マーク・ラネガン)
16セニョール (ウィリー・ネルソン&キャレキシコ)
[Disc 2]
01ある朝でかけると (ミラ・ビロット)
02キャント・リーヴ・ハー・ビハインド (スティーヴン・マルクマス&リー・ラナルド)
03鐘を鳴らせ (スフィアン・スティーヴンス)
04女の如く (シャルロット・ゲンズブール&キャレキシコ)
05ママ、ユーヴ・ビーン・オン・マイ・マインド/ウディ・ガスリーへの最後の想い (ジャック・ジョンソン)
06アイ・ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー (ヨ・ラ・テンゴ)
07どこにも行けない (グレン・ハンサード&マルケタ・イルグロヴァ)
08窓からはい出せ (ザ・ホールド・ステディ)
09親指トムのブルースのように (ランブリン・ジャック・エリオット)
10悪意の使者 (ザ・ブラック・キーズ)
11コールド・アイアンズ・バウンド (トム・ヴァーレイン&ザ・ミリオン・ダラー・バッシャーズ)
12時代は変る (メイソン・ジェニングス)
13マギーズ・ファーム (スティーヴン・マルクマス&ザ・ミリオン・ダラー・バッシャーズ)
14船が入ってくるとき (マーカス・カール・フランクリン)
15ムーンシャイナー (ボブ・フォレスト)
16聖オーガスティンを夢でみた (ジョン・ドゥー)
17天国への扉 (アントニー&ザ・ジョンソンズ)
18アイム・ノット・ゼア (ボブ・ディラン・ウィズ・ザ・バンド)