ミニ・レビュー
2年半ぶりのセカンド・アルバム。元気のある男子6人によるユニゾンは、それだけで魅力いっぱい。結局、歌謡曲を発展させながら継承してるのはジャニーズだけだと感じさせる。14、15曲目は通常盤のみの収録で、初回限定盤は32ページのブックレット付き。
ガイドコメント
およそ2年半ぶりとなるフル・アルバム。ヒット・シングル曲「TEPPEN」「星をめざして」「サヤエンドウ/裸足のシンデレラボーイ」などを収録。充実したコーラス・ワークと親しみやすいメロディが満載された一枚だ。
収録曲
01愛のマタドール
熱いラテンのリズムの中、女性へのアプローチを歌ったスパニッシュ・ダンス・チューン。“抱き合うのに恋なんていらない”という衝撃的な歌詞を、セクシーに歌い上げる。色気たっぷりのNEWSに出会える曲。
02サヤエンドウ
03TEPPEN
フジテレビ系『女子バレーボール ワールドグランプリ 2005』イメージ・ソングに起用された4thシングル。文字どおり、頂点目指して頑張る人の姿や思いをテーマにした応援ソングだ。爽やか度満点の歌声は、万人を元気にしてくれる。
04Change the World
加藤や山下によるダーティ・ラップから始まり、やがてアイドル・ポップへと転じる疾走チューンだ。世界を変えてやろうと声高に歌った夢応援ソングで、増田&手越の“テゴマス”コンビのハーモニーも印象的。進研ゼミのCMタイアップ曲。
05君想フ夜
和テイストによるミディアム・スローのラヴ・ソング。戦国時代を舞台に、いつ散るとも知れぬ命ながら思い人への愛を再認識する……そんなストーリー性のあるナンバー。手越の高音フェイクが切なさを盛り上げている。
06アリバイ
恋のやりとりを小山&加藤が歌ったR&Bチューン。恋人の誕生日に向けていろいろと画策する男の言動を、“アリバイ”というキーワードでとらえる。“増田に”“手越に”など、メンバーの名前を配した歌詞がユニーク。
07code
亮ちゃんこと錦戸亮のソロ曲で、自ら作詞も手がけたラヴ・ソング。“何があっても傍らにいよう”という熱い決意と片想い独特の切なさが交錯して、胸にグッと来る。歌い上げるクライマックスがかっこいい。
08チラリズム
小山&加藤が相談して出来上がったというアップ・ビート・チューン。スリムな美脚に対する男の下心を、ノー天気な明るさと言葉遊びのような楽しい詞で歌い飛ばす。小山本人が大好きと語るアゲアゲなナンバーだ。
09愛なんて
手越&加藤&錦戸によるロッカ・バラード。静かなピアノのイントロと手越の絶品高音で始まり、冒頭から深い愛の世界に引きずり込まれる。恋人がいないと未来もいらない……そんな破滅的な香りも魅力になっている。
10なんとかなるさ
“何があってもどうにかなる、あせらずノンビリ行こう”と歌うレゲエ・チューン。増田をイメージして作られたポジティヴ・ソングで、増田のほか山下と小山も歌に参加している。心があったかくなる一曲だ。
11ゴメンネ ジュリエット
山下智久のソロ・ナンバー。山下自身が作詞曲を手掛けた、甘くはかないラヴ・ソングだ。流れるようなキレイ系メロディがメロウなヴォーカルと見事に混じり合い、別れを詫びる男心の切なさを盛り上げている。
12裸足のシンデレラボーイ
13星をめざして
14真冬のナガレボシ
寒い冬空の下、恋を失ってしまった男の心情を歌ったミディアム・テンポのウインター・ソング。“涙がじわっと溢れたんだ”など切ない歌詞が連なっているが、やわらかな歌声とメロディが心を温かくしてくれる。
15その笑顔 僕に見せて
1分14秒のア・カペラ・ショート・ソング。世界中に広げていきたい笑顔の素晴らしさをテーマに、ラヴ・ソングのような甘いタッチで歌う。山下と錦戸がリードを取り、残りの4人がコーラスとヴォイスパーカッションを担当している。