ミニ・レビュー
長崎県出身で、九州の魂を伝えるシンガー・ソングライターのセカンド・ミニ・アルバム。ゆったりとしたレゲエ・グルーヴが心地よい極上のバラードから始まり、ゴスペル風レゲエ、テクノ風ダンス、琴と水音をフィーチャーした和風ラップなど、多彩な楽曲を収録。
収録曲
01dear grandma
デビュー前から歌っていたという感涙スロー・バラード。九州男いわく「自分を心配しながら逝ってしまった祖母への気持ちを素直に表現した」とか。シンプルなサウンドに乗せた、愛情豊かな一言一言が心の琴線に触れる。
02ONE LIFE
ポップでキュートなレゲエ・サウンドに乗せたメッセージ・ソング。この世に生を受けたすべての物の存在意義をテーマに、かけがえのない生命の輝きを歌い上げる。日常的な素材と非日常な描写が混在した歌詞が楽しい。
03一撃
九州男が友人であるプロボクサーをイメージして作った攻撃的なハイパー・チューン。疾走感あふれるイケイケ・サウンドの中、男のファイト精神を歌い上げる。常識をぶっ飛ばしてやるという思いが十二分に伝わってくる。
04手紙。。 (feat.hiroko (mihimaru GT))
mihimaru GTのhirokoとのコラボレーションによるラヴ・ソング。水の流れる音に琴の音色が重なり合って始まり、遠距離恋愛中の男女の切ない胸の内が綴られていく。手紙をモチーフにした奥ゆかしい雰囲気がいい。
05イ・ノ・マ・マ
DJブースから見たある夜の情景を、歯切れよく歌ったゴキゲンなダンスホール・チューン。今までうまく踊れなかった人へのダンス指南も込められていて、自然とビートに体が反応するはず。クールな歌い方がカッコいい!
06Mi deh ya
精神的な迷子になり、神に問いただしては諦めて、自分と対峙する。人生の岐路をテーマにした切ないメッセージ・ソング。九州男がジャマイカから帰国して悩んでいたころの思いを、メロディアスに綴っている。