ミニ・レビュー
腕に覚えの若手三人組。すべてライヴ録音なので、よりその傾向が顕著なのだろうが、とにかくバリバリ・モリモリと弾きまくった力と力の激突である。メンデルスゾーンがこの演奏を聴いたら「ぼくの作品が壊れちゃうよ」なんて言いかねないかも。
ガイドコメント
2004年録音の、ラフマニノフとショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲に続く、クニャーゼフを中心としたトリオでのアルバム。いっそう緊密でバランスが取れたアンサンブルを聴かせ、新しいメンデルスゾーン像を提示している。
収録曲
メンデルスゾーン:
01ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 (メニューイン編)
02ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.49
03ピアノ三重奏曲第2番ハ短調op.66
演奏
ボリス・ベレゾフスキー(P) アレクサンドル・クニャーゼフ(VC) ドミトリー・マフチン(VN)