“あなたの今日が無事に終わっていますように”とささやかで大切な願いを込めた、アルバム『AND I LOVE YOU』のオープナー。幾重にもなった吉田美和の祈るようなコーラスに、新しい一日を告げる力強いホーンが交差する。渋いナレーションはギタリストのデヴィッド・T・ウォーカー。

オリエンタルな旋律のイントロで始まる、アッパーなエレポップ・チューン。恋愛の伝道師・吉田美和が初々しい大阪弁を交えながら、遠距離恋愛の切なさをのびやかに歌う。本アルバム（『AND I LOVE YOU』）・ヴァージョンには、ハッピーなエンディングつき。

“あなたがすきです”。たったひと言なのに、どうしても目の前にいるあなたに言えなかった……。不器用な恋心とほろ苦い想い出を綴った、終わりゆく夏のラヴ・ソング。フォーキーなメロディが胸を締めつける、切ないミッド・ポップ・チューンだ。

シングル「きみにしか聞こえない」の収録曲をアルバム・ヴァージョンで収録。“59＝号泣”ばかりの自分にサヨナラ！ アル・ディ・メオラの流麗なギター・ソロをフィーチャーした、ファンキーなスロー・ミディアム・チューンだ。花王「AUBE」CMソング。

“二度と来ない、この瞬間全部を楽しめたら最高！”パワフルなホーン・セクションにサンバ・ホイッスルが飛び跳ねる、サルサ風のアッパー・パーティ・チューン。「2010年 ゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会」イメージ・ソング。

ジャジィなサウンドにラテン・フレイヴァをちりばめたミディアム・スロー・チューン。つぶやくような吉田美和のヴォーカルと官能的な詩世界が溶け合い、大人のラヴ・ソングに仕上がっている。アサヒ「トマーテ」CMソング。

2006年リリースのシングル曲のロング・ヴァージョン。結婚して家を出る姉妹の心模様を鮮やかに描き出したミッド・ポップ・チューンだ。祝福のホーンとアコースティック・ピアノの音色に感極まる。ロッテ「ガーナミルクチョコレート」CMソング。

ああ、まいる。ケンカなんかしたくないのに、肝心な時に携帯の電源が切れるなんて。不穏な空気を伝えるシンセ・ストリングス、鳴り響くホーン・セクション。焦る気持ちを急かすように重低音のベースがうなる、ブリブリのファンク・チューン。

映画『ワンピース エピソードオブチョッパープラス 冬に咲く、奇跡の桜』の主題歌として、ドリカムが書き下ろしたナンバー。子供たちの純真なコーラスと感動的なメロディに乗せて、“またね”という言葉が胸いっぱいに広がる。春にぴったりの卒業ソングだ。

“ありがとうって言えるまで どこかで見ててね”。最愛の人を亡くした吉田美和が「私情をみんなに聴かせて申し訳ないけど」と断ってまで歌うその声は、どこまでも清らかで温かい。涙なしには聴けないアコースティック・バラード。