ミニ・レビュー
映画『機動戦士Zガンダム』のテーマ5曲に、新たにアレンジを施してカヴァーした3曲を加えた、ガンダム史上最強のコンセプト・アルバム。静と動のコントラスト際立つ1、9曲目、メランコリックなインタールード「砂の十字架」と、生まれ変わった3曲も聴きごたえあり。
ガイドコメント
ガンダムとのコラボレーションに挑戦した企画アルバム。「砂の十字架」や「哀 戦士」「めぐりあい」など、ガンダム・ファンにおなじみのナンバーをGackt流にアレンジし、渾身の歌声を聴かせている。
収録曲
01哀 戦士
井上大輔による劇場版『機動戦士ガンダムII〜哀・戦士編〜』主題歌のカヴァー。サウンドはヘヴィ・ロックに、2番ではGacktならではの解釈の詞が綴られる。“死にゆく男たちは守るべき女たちに……何を残すのか”のフレーズはいつ聴いても心に響く。
02Metamorphoze
03君が待っているから
04mind forest
05砂の十字架〜Interlude〜
谷村新司が詞曲を手掛け、やしきたかじんが歌った劇場版『機動戦士ガンダム』主題歌のインスト・カヴァー。ノスタルジックなアコースティック・ギターが、乾いた土地のもの悲しさを映し出す。レコード針が飛んだように繰り返されるアウトロ演出が印象的だ。
06Dybbuk
07Dears
08Love Letter
09めぐりあい
劇場版『機動戦士ガンダムIII〜めぐりあい宇宙編〜』主題歌のカヴァー。瑞々しいピアノや流麗なストリングスが映えるヴァースと、ヘヴィ・ロックで展開するサビの対比が特色。サビ終わりの繊細な歌唱やクライマックスでのファルセットなど、聴きどころ満載。