ミニ・レビュー
夜の静けさと人と人の繋がりの大切さを語りかけるように歌う「星つむぎの歌」は、全国“星つむぎの詩人たち”の言葉から覚和歌子が選び紡いだ歌詞、財津和夫の曲。また同コンビ作「今・ここ・私」は、ロック・フィールあふれた、“決心”の強さを感じる一曲。2008年最初の、ちょっと特別なシングル。
ガイドコメント
国際宇宙ステーション日本実験棟“きぼう”打ち上げの1便目に搭乗する土井隆雄宇宙飛行士へ贈る応援歌を収録したシングル。作曲にチューリップの財津和夫を迎え、ロマンティックな一曲に仕上げている。
収録曲
01星つむぎの歌
スペースシャトル“エンデバー号”に搭乗した土井隆雄飛行士に贈られたスロー・ナンバー。JAXAによるプロジェクト“宇宙連詩”の一貫として制作され、財津和夫が作曲を担当。宇宙空間を描くようなシンセの音色と悠久の時の流れを刻むかのように鳴るコンガが印象的。
02今・ここ・私
冬を舞台にした、“今の私”を見据える清い雰囲気のミッド・ナンバー。ギターを中心としたバンド・サウンドの動きは控えめだが、ヴォーカルはアップ・ダウンが激しい構成に。音域が広い平原の歌唱力を活かした技巧的な曲だ。
03星つむぎの歌 (Vocal-less Track)