ミニ・レビュー
父親の死と正面から向き合ったアルバム『FOREVER LOVE』からシングル・カットされたナンバーで、耽美的でラウドなロック・サウンドが炸裂している。コーラスを入れることで楽曲に膨らみをもたせ、彼の絡みつくようなヴォーカルがより激しく痛く伝わってくる。
ガイドコメント
2007年11月発表のアルバム『FOREVER LOVE』からのリカット・シングル。清春ならではのリリックやサウンド、カリスマ性が内包された作品で、デビュー15周年となる2008年の第1弾リリースにふさわしいナンバーだ。
収録曲
01愛撫
アルバム『FOREVER LOVE』からのシングル・カット。デビュー15周年を迎えた彼のエナジーが、ライヴ感あふれるロック・サウンドをまといながら解き放たれる。エロティックなヴォーカルがひたすら熱いヘヴィ・チューン。
02狂気のSTAR DUST
狂気という言葉を音で具現化したようなヘヴィなサウンド、それと対峙するヴォーカルはひたすら激しくシャウトする。自らのミュージシャンとしての立ち位置を俯瞰で眺めているリリックが面白くもある、アグレッシヴなロック・チューン。
03陽炎
うねるベースと咆哮するワウ・ギターが揺らめきながら、漆黒の世界へと誘う。圧倒的なカリスマ性を持った耽美的なヴォーカルで、息をするのも忘れさせるほど感性を刺激する。清春らしいエモーショナルなヘヴィ・ロック。