ミニ・レビュー
11枚目のシングルは、アコースティック&オーガニックなサウンドというmelody.の2008年の方向性をはっきり示したミディアム・バラード。無償の愛(=家族に対する思い)をテーマにしたリリックも、彼女の新たな表現欲求を伝えている。間奏におけるエモーショナルなギター・ソロも印象的。
ガイドコメント
透明感あふれる歌声で人気の女性シンガー、melody.の通算11枚目のシングル。美しくもせつないメロディ・ラインが印象的で、白鳥マイカが詞・曲を担当。従来とはひと味違ったmelody.の魅力が楽しめる。
収録曲
01遥花〜はるか〜
アコースティックな手触りを大切にしたサウンド・メイクのなかで描かれるのは、親と子のあいだに流れているはずの無償の愛。彼女の心のなかにあるルーツを美しく表現した、オーガニック・ミディアム・バラード。
02プルメリア
恋に傷つき、内側に閉じこもってしまった女性が、新しい出会いを経験して少しずつ外に向かって歩き始める……そんなストーリーを持ったミディアム・チューン。タイトルの「プルメリア」は、彼女の故郷・ハワイの花。
03That's The Way It is
彼女自身がもっとも尊敬しているというセリーヌ・ディオンのカヴァー。“どんなことがあっても愛は勝つ”というシンプルで力強いメッセージを、ナチュラルなテンションでしっかりと歌い上げている。ラストのコーラス・ワークもきれいだ。
04遥花〜はるか〜 (instrumental)