ミニ・レビュー
ヒップホップ、R&Bの枠を超え、カラフルな音楽性にトライしてきたBENNIE Kの2008年最初のシングルは、ギター・ロック系のバンド・サウンドをフィーチャーしたミディアム・チューン。スケール感のある旋律とメロディックなフロウによるコーラス・ワークも見事。
ガイドコメント
アメリカはロサンゼルスで結成された、女性シンガー&女性ラッパーによるユニット、BENNIE Kの2008年第1弾シングルは、小栗旬主演ドラマ『貧乏男子ボンビーメン』の主題歌。ドラマを盛り上げる、ゴキゲンなサウンドを展開している。
収録曲
01モノクローム
ギター・ロック・サウンドをフィーチャーした、BENNIE Kの自由な音楽性を伝えるミディアム・チューン。満たされることなんかない、自分の価値なんかわかんない、でも、何かを諦められない! そんな感情を綴ったフロウが秀逸。
02Speak no Evil
ハード・エッジなエレクトリック・ギターや、どこまでも高揚していくトランス系ビートを軸にしたトラック・メイクが最高。現在の音楽シーンに対する鋭い批評を交えたリリックもかなり強烈な、BENNIE Kの激しさを感じさせる一曲。
03HOME (with 2BACKKA)
2BACKKAとのコラボレーションによる“フォークロック×ヒップホップ”とでもいうべき雰囲気を持つナンバー。切ないこともイヤなこともあるけど、仲間といっしょにがんばっていこう……そんな温かい感情が響きわたる。
04モノクローム (Instrumental)