ミニ・レビュー
タイトル曲は、ミディアム・テンポのキーボード音と緩やかに響くヴォーカルがほっこり和む良質なポップス。これから迎える喜ばしい季節を思わせる、明るさと強さと健気さを併せ持っている。秦基博が作曲を担当した「空中ブランコ」は、互いの個性がうまく融合した文芸的な一曲。
ガイドコメント
一青窈の2008年第1弾シングルは、「つないで手」「ただいま」に続き、シンガー・ソングライター、川江美奈子提供によるナンバー。唯一無ニの彼女の歌声と存在感を強調した、心に響く仕上がりとなっている。
収録曲
01受け入れて
ミディアム・テンポのキーボード音と緩やかに響くヴォーカルが、ほっこり和むポップス。これから迎える喜ばしい季節を思わせる明るさと強さと健気さを併せ持ち、愛する人のために小さな希望を育てていくことの大切さを歌っている。
02空中ブランコ
スタイリッシュな凛々しさを漂わせながらもどこかほの暗さを感じさせる独特のメロディを手掛けたのは、シンガー・ソングライターの秦基博。静かな光をたたえ退廃的な匂いのする一青の詞とうまく融合した、文芸的な一曲。
03芽ぐむ
「もらい泣き」「ハナミズキ」の作曲で知られるマシコタツロウと再度タッグを組んだスロー・ポップス。悲しいくらいに透明感がたっぷりと響くシンプルなメロディに、叶わなかった未来と内包する母性を暗喩する歌詞が胸に迫る。