ミニ・レビュー
故・岩城宏之の後任としてOEKの音楽監督に就任した井上道義。その両者の記念すべき初CD。持ち前のポップでモダンな感性が、早くもこうしたプログラミングや演奏に表われており、特に武満徹など出色だ。あとはオケの響きに一層の磨きがかかればと思う。
ガイドコメント
音楽監督、井上道義率いるOEKの、ワーナーからの2008年シリーズ第1弾。OEKの絶妙なアンサンブルと音楽性の高さがうかがえるハイドンと、一柳慧の委嘱作品の世界初演という、OEKならではのカップリングだ。
収録曲
01歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲 (ニコライ)
02交響曲第7番「イシカワパラフレーズ」-岩城宏之の追憶に- (一柳慧)
033つの映画音楽〜ワルツ (武満徹)
04弦楽のためのセレナードop.48〜ワルツ (チャイコフスキー)
05芸術家カドリール (カドリーユ)op.201 (J.シュトラウス2世)
06交響曲第30番ハ長調Hob.1-30「アレルヤ」 (ハイドン)