ミニ・レビュー
ジャズ風に4者角逐するのではなく、時に立ち時につけ、互いの音に耳を傾けて響き交わす。そこから生み出される音の表情の多彩さ人懐こさ。夢見、はしゃぎ、黙想。サックスという楽器の面白さを新鮮に再認識させてくれる質実確かなアンサンブルである。
ガイドコメント
ソプラノからバリトンまで、サクソフォンのみで構成された四重奏のアルバム。アメリカ公園で初演し、高い評価を受けたマスランカ「レシテーション・ブック」をはじめ、サックスの深くて広い世界が広がっている。
収録曲
01無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 (J.S.バッハ/北方寛丈編)
02サクソフォーン四重奏曲 (グラズノフ)
03レシテーション・ブック (マスランカ)