ミニ・レビュー
強烈な個性を放つブルガーゴーズマンはカナダ出身の黒人ソプラノ。DGへの移籍後初のCDにボルコム、シェーンベルクらのキャバレー・ソングを選んだ。良く響く声を自在に駆使して微妙なニュアンスをかもし出す表現力に舌を巻く。驚くべき新星の登場である。★
ガイドコメント
鼻ピアスにアフロヘアの黒人ソプラノ、ミーシャ・ブルガーゴーズマンのデビュー・アルバム。深々とした声と自在な表現力で、オルコムやシェーンベルク、サティらのキャバレー・ソングを歌っている。
収録曲
01キャバレー・ソング〜びっくり!/俳優/ブラック・マックスの歌/アモール/歯磨きの時間/庭先の赤の他人/ジョージ (ボルコム)
02ブレットル・リーダー (キャバレー・ソング)〜ギゲルレッテ/それぞれに取り分を/警告/ガラテーア/夢遊病者/単純素朴な歌/分をわきまえた愛人/「アルカディアの鏡」からのアリア (シェーンベルク)
03エンパイア劇場の歌姫 (サティ)
04優しく (サティ)
05バス (サティ)
06ダフェネオ (サティ)
07あなたが欲しい (サティ)
演奏
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(S) (1)(2)(6)(7)デイヴィッド・ロバートソン指揮 BBC交響楽団 (3)〜(5)ウィリアム・ボルコム(P)