ミニ・レビュー
指揮者、オーケストラともに若手によるノリノリのお国ものである。はじけるような雰囲気はさすがだが、単に暴れるだけではなくすっきりした洗練さもきちんと表出しているのには驚いた。特に後半以降がますます盛り上がる。これは彼らの代表盤となろう。
ガイドコメント
ベネズエラの期待の新星、ドゥダメルの第3弾は、ラテン・アメリカ作品集。疾走感あふれる「センセマヤ」、官能的な「舞曲」、活気に満ちた「エスタンシア」と、躍動感いっぱいの演奏が楽しめる。
収録曲
01センセマヤ (レブエルタス)
02交響的変奏曲〜マルガリテーニャ (カレーニョ)
03平原の真昼 (エステベス)
04ダンソン第2番 (マルケス)
05弦楽のための組曲第1番 (管弦楽版)〜フーガ・コン・パハリージョ (ロメーロ)
06バレエ「エスタンシア」から舞曲op.8 (ヒナステラ)
07交響組曲〜パカイリグアの聖なる十字架 (カステジャーノス)
08「ウェスト・サイド・ストーリー」〜シンフォニック・ダンス-マンボ (バーンスタイン)
演奏
グスターボ・ドゥダメル指揮 シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ