ミニ・レビュー
70年の大阪万博で来日した“問題児”ジョン・サーマンが、68年から71年にかけて英デラムに残した貴重なリーダー作が一挙復刻。68年の『ジョン・サーマン』は初リーダー作で、楽しいカリプソが聴かれる。69年の『ハウ・メニー・クラウズ・キャン・ユー・シー?』は当時の代表作。モードとフリーの嵐を経たイギリス人ならではのエモーショナル&インテレクチャルな演奏が見事。71年の『テイルズ・オブ・ジ・アルゴンキン』は、前作の延長線上に続くオーケストラ版。さらにスケール・アップし過激な演奏を繰り広げる。
収録曲
01GALATA BRIDGE
02CARACTACUS
03PREMONITION
04EVENT; (A) GATHERING|(B) RITUAL|(C) CIRCLE DANCE
05HOW MANY CLOUDS CAN YOU SEE?
演奏
ジョン・サーマン(BRS,SS,BS-CL) ハリー・ベケット(TP,FLH) マルコム・グリフィス(TB) マイク・オズボーン(AS) アラン・スキドモア(TS,FL) ジョン・ウォーレン(BRS,FL) ジョン・テイラー(P) パール・フィリップス(B) アラン・ジャクソン,トニー・オクスレイ(DS) 他