ミニ・レビュー
新国立劇場の「タンホイザー」で堂々たるエリーザベトを演じたメルベート。けれん味のない率直な表現に好感を抱く「四つの最後の歌」も捨てがたいが、張りのある美声で伸び伸びと歌われた「ブレンターノ歌曲」が掘り出しもの。「アモール」の華麗な技巧に注目したい。
収録曲
R.シュトラウス:
01四つの最後の歌〜春/9月に/眠りに就く時/夕暮れに
02ブレンターノ歌曲集op.68〜夜に/花束を編みたかった/ささやけ、愛らしいミルテよ/あなたの歌が私の心に響くとき/アモール/女たちの歌
03歌劇「ナクソス島のアリアドネ」〜序曲/ダンス・シーン
演奏
リカルダ・メルベート(S) ミヒャエル・ハラース指揮 ワイマール・シュターツカペレ