ミニ・レビュー
ジャズと詩の朗読を融合する試みも精力的に行なっていた英国人ピアニストの66年作。本作でもその試みを聴けるが、詩を交えないバンド演奏の中にブリティッシュ・ジャズの高い実力を披瀝した演奏があり、聴きごたえ十分。「ウルスラ」はジャイルス・ピーターソンのお気に入り曲だ。
ガイドコメント
ブリティッシュ独特の貪欲な雑食性が端々に見られるマイケル・ガーリックの完全オリジナル作品。イアン・カー、ドン・レンデルといった当時のエリートの参加、ポエトリーの導入など聴きどころが多い。
演奏
マイケル・ガーリック(P,HC,CELESTE) イアン・カー(TP,FLH) ジョー・ハリオット(AS) ドン・レンデル(TS,SS) トニー・コー(TS) デイヴ・グリーン(B) トレヴァー・トムキンス,コリン・バーンズ(DS) ジョン・スミス(POETRY)