ミニ・レビュー
ナガノのRCA第1弾。世界初録音である「ザ・ジェネラル」は脚本家グリフィスによって再構成された現代の劇音楽「エグモント」。注目すべき交響曲第5番は最近流行の細身で軽量のスタイル。フレージングにもひと工夫ある。非常に辛口な仕上がりと言える。
ガイドコメント
ケント・ナガノの、モントリオール響との初録音。「ザ・ジェネラル(司令官)」は、「エグモント」をベースに、ポール・グリフィスが脚色、再構成した声楽と語りを含む作品。第5番ともども、ケント渾身の一枚だ。
収録曲
ベートーヴェン:
[Disc 1]
01「ザ・ジェネラル (司令官)」 (オーケストラ、ソプラノ独唱、合唱と語りのための)
[Disc 2]
01交響曲第5番ハ短調op.67
02ゲーテの悲劇「エグモント」への音楽op.84〜序曲/第1曲:クレールヒェンの歌「太鼓は響く!笛は鳴る!」/第4曲:クレールヒェンの歌「喜びにあふれ、また悲しみに沈む」
03奉献歌op.121b
演奏
ケント・ナガノ指揮 モントリオール交響楽団 [1] (1)マクシミリアン・シェル(朗読) [1] (1) [2] (2)(3)アドリアンヌ・ピエチョンカ(S) [1] (1) [2] (3)モントリオール交響楽団合唱団
録音
[1] (1) [2] (2)(3)2007.9,2008.1,2 [2] (1)2008.2