ミニ・レビュー
マイスキー&ギリロフが伝説的なチェリスト、ヴィーハン(1、5曲目は彼への献呈作品)に捧げたアルバム。マイスキーは相変わらず入れ込みの激しい芸風だが、今まで看過されがちだった微妙な感情の綾まで漏らさず捉え、作品のロマンの世界を一段と濃厚に膨らませている。★
ガイドコメント
シュトラウスとドヴォルザークの、あまり聴く機会のない作品を取り上げたアルバム。チェロの曲はもちろん、ヴァイオリンや歌曲までヴァラエティに富んだ内容。ますます磨きのかかった“歌うチェロ”の魅力が存分に楽しめる。
収録曲
R.シュトラウス:
01チェロ・ソナタ ヘ長調op.6
02ロマンス ヘ長調AV.75
ドヴォルザーク:
03ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調op.100 B.183
044つのロマンティックな小品op.75〜第4曲
05ロンド ト短調op.94 B.171
R.シュトラウス:
06明日の朝op.27〜第4曲
演奏
ミッシャ・マイスキー(VC) パーヴェル・ギリロフ(P)