ガイドコメント
クオリティの高い楽曲、メッセージ性の強いリリック、スキルフルなライヴ・パフォーマンスが支持されている彼らの4thアルバム。ファンキーなポップ・チューンやアッパーなビート・サウンドなど、ゴキゲンなナンバーが満載。
収録曲
01家族宣誓
4thアルバム『HOME』のオープニングを飾るイントロダクション。三味線とウッド・ベースという組み合わせが斬新な和風トラックだが、格闘技でおなじみのレニー・ハートのぶっといリング・アナウンスがなによりも強烈。
02RISE&SHINE
グルーヴィなギターと躍動するストリングスが鮮やかにビートを配色するアッパー・ファンク調トラック。戸惑いを捨てて飛び出そうという前向きな応援歌で、爽やかだが力強さもみえるスピード感が魅力だ。
03CHANGE
ダンサブルでグルーヴィなトラックによるアップ。アシッド・ジャズ風のアプローチと晴れ晴れとした広がりをみせるコーラスが、心地よさを格段にあげている。逆転の発想で生き方を変えよう! と背中を押してくれる歌だ。
04Come Back Home
“今は何処で、誰と何をしてるの?”と思い返す、未練タラタラの失恋ソング。過度にドラマティックなメロディ・ラインを構築せず、シンプルですっと入り込めるトラックとなった15thシングル。
05EASY WALK
グリコ「walky walky」CMソングとなった13thシングル。緩めの速度のメロディだが、軽快に細かく刻まれるギターにより、退屈を感じさせない工夫がなされている。悩みは尽きないが焦らずゆっくり歩いていこうと歌う。
06ホントハ
素直になれない男の気持ちを代弁したラヴ・バラード。本当は好きでたまらないのに照れ隠しで素っ気ない態度をとる、口べたで意地っ張りな男を描いている。鍵盤が醸し出すスウィートな雰囲気が白眉のメロウ・チューンだ。
07NO RAIN NO RAINBOW
劇場版『NARUTO-ナルト-疾風伝 絆』主題歌となった14thシングル。やや足早なビートで進むヴァースから胸のすくようなコーラスへの展開が秀逸。全体的にキラキラした輝きのある雰囲気のなかで、悲しみもいつかは晴れると歌っている。
08HOME
4thアルバムのタイトル・チューンで、彼らにとって大切なアンセム。さまざまな心の拠りどころの“HOME”を実体験をもとに綴っている。“いつの日か立って見せます武道館”と誓った日からの変わらぬ想いが伝わるミッド・スローだ。
09お ぼ え て る。 (Album Ver.)
ハートフル・ベスト盤『Thank You!!』マスタリング時でカットしたイントロを組み込んだ、12thシングルのアルバム版。出会った時の想いを胸に生きていこうと歌うウエディング・ソングで、分かちあった日々の記憶をたどるにつれて高ぶるサウンドが特色。
10フロンティア
颯爽としたアコギから幕を開ける4つ打ちのアップ。スピード感のあるビートに乗りながら、見知らぬ新たな街でも振り返らず突き進もうというメッセージを刻んでいく。終盤での雰囲気あるブリッジが、清々しく突き抜けるラストを好演出している。
11Runners High
インディ時の「RUN」のフレーズをちりばめた、ストリート感の強いアップ。畳みかける高らかなホーン・サンプリングをバックに、ゴールへ突き進むためには踏ん張っていくしかないと励ます。MICRO、KUROともにアグレッシヴなフロウを披露している。
12ZokuZokool
Mr.Blackなるクールな低音を操るMCを登場させてスリリングに展開するミッド。「スリラー」風の効果音やベース、叫び声に「ゴーストバスターズ」を想起させるコーラスなど、ブラコンの要素をふんだんに盛り込んだニヤリとする仕掛けが楽しい。
13RUSH〜ギミアブレイク〜
ジリジリという目覚まし音からスタートするサラリーマン哀歌。ホーンや鍵盤などによるにぎやかなジャズ・バンド風サウンドをバックに、仕事に追われる青年のあくせくした一日を歌う。共感できる人は“オイ! オイ!”のかけ声に思わず力が入ってしまうかも。
14I Wish
子供たちによる純真で屈託のないコーラスに心癒されるナンバー。鍵盤とビートだけによるシンプルなトラックが、かえってキッズ・コーラスを引き立てている。夢を願う人はもちろん、夢に戸惑い、諦めた人たちにこそ聴いて欲しい一曲だ。
15YEAH!!
最初から最後までKUROとMICROがユニゾンで歌うピースフルなミッド。“YEAH!!”という言葉を通じて、支えてくれた人たちへの感謝と愛を伝えている。多くのバック・コーラスが参加した、大合唱するにふさわしい“家族”的なナンバーだ。