ミニ・レビュー
昭和を代表するアイドルの名曲を、平成を代表するアイドルが歌うという正しい輪廻。ピンク・レディーのピの字も知らない彼女たちが、直球でカヴァーした37枚目のシングル。というか、いじりようのない曲の強さを再認識。「ロマンス」と合わせて阿久悠トリビュート・シングルだ。
ガイドコメント
37枚目のシングルは、ジュンジュンとリンリンが参加し、現在のメンバーになってからの4枚目。メンバーの声の個性が感じられるソロ・パートと、綺麗なハーモニーが魅力的。今の彼女たちだからこそ歌えるポップ・ソングだ。
収録曲
01ペッパー警部
阿久悠作詞のピンク・レディーのデビュー曲をカヴァーした37thシングル。スムースなグルーヴのイントロと間奏以外は原曲に近いアレンジだ。グループの特色を活かした色彩豊かなコーラスと最後の道重の“ペッパー警部よ”のセリフが、セクシー&キュート。
02ロマンス
阿久悠&筒美京平のコンビが制作した岩崎宏美のヒット曲のカヴァー。狂おしいほどの想いを搾り出すような原曲とは異なり、“ララララー”というバック・コーラスを取り入れたポップなヴォーカルと軽やかなサウンドによる2008年版ロマンスに仕上げている。
03ペッパー警部 (Instrumental)