ミニ・レビュー
20世紀前半に脚光を浴びた女流作曲家、タイユフェールの小品を集めた意欲的なアルバムだ。大ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーとの恋愛でも知られる彼女の才能を示すピアノ曲。愛らしさの中に、ふと覗かせる燃える感性……激情の発露だったのだろうか。
収録曲
018つのやさしい小品アルバム「フランスの花々」〜プロヴァンスのジャスミン/ギュイエンヌのひなげし/アンジュの薔薇/ラングドックの向日葵/ルションのカモミール/プロヴァンス高地のラヴェンダー/ベアルンの朝顔/ピカルディの矢車菊
02ロマンス
03即興曲
04パストラール ニ長調
05ドビュッシーを讃えて
06シシリエンヌ
07ラルゲット
08ゆるやかなヴァルス
09パストラール ハ長調
10ピアノのための組曲「マイク (ロフォン)の内緒話」〜お稽古する子ども/プレリュード/アコーデオン/ジャヴァ/おしまい
11ソナチネ 第1番
12ソナチネ 第2番
13ソナチネ 第3番
14森でひとりぼっち
15余り速くなく
16スカルラッティ風ソナタ
17バルビゾン
18ぶらんこ
19変ロ調のメヌエット
20ふざけっこ
21バレエ「パリジアーナ」〜パ・ドゥ・ドゥー
22ピアノのための組曲「街の切れ者」〜ヴァルス/子守歌
23ピアノのための「子供ぶり」〜子供ぶり/飛び跳ねる/ふとっちょ婦人たちの踊り/子守歌/ヴァルス/しょうこう熱/田園曲/ギャロップ/メネルの子守歌/ガヴォット/追いかけっこ/アダージョ/かけっこ
24インカのパストラール