ミニ・レビュー
2008年9月にデビュー後、同年『NHK紅白歌合戦』出場。エイベックス初の“avex trax”プロデュースによるユニットの全曲タイアップ・ソングというスペシャルなファースト・アルバム。“身近な親しみのある女の子”というユニット名の由来そのままに、トキメキに満ちた傑作。
ガイドコメント
3人組ユニット、GIRL NEXT DOORの1stアルバム。ヒット・シングル曲「偶然の確率」「情熱の代償」「ESCAPE」をはじめ、全曲タイアップ付きという渾身の一作となっている。
収録曲
01Winter Game
晴れた雪山が連想できるような、クリアできらびやかなサウンドのミディアム・ナンバー。緊張感を帯びたメロから清々しいサビへと続くいきおいのある展開が、スポーツのテーマ・ソングにもピッタリ。フジテレビ系『ウチくる!?』エンディング・テーマ。
02Drive away
清々しさあふれるサウンドにヴォーカル・千紗のエネルギッシュな歌声が見事にマッチした2ndシングル。挑戦することを恐れない前向きな応援歌で、一歩を踏み出す勇気をくれること間違いなしだ。トヨタテクニカルディベロップメント企業CM曲。
03Power of love
恋する女の子のトキメキをストレートに表現したナンバー。クールなサウンドにちりばめられたグリッターな音が、甘さを感じさせるトラックになっている。“アイのチカラは凄いね”と歌う、恋愛中ならきっと共感できる詞にも注目。東京タワー開業50周年記念オフィシャルソング。
04幸福の条件
後悔するならすべてを賭けてからと、自らを奮い立たせるように歌うミディアム・チューン。待つだけでは何も変わらないという詞に、走り出す勇気がもらえそう。“幸福の条件”という大胆なテーマに明確な答えを打ち出した一曲。TBS系『王様のブランチ』エンディング・テーマ。
05WINTER MIRAGE
冬の空気を感じさせる澄んだサウンドに乗せて歌うのは、昔の恋人への想い。ふいに想い出す恋人の感触にひとり浸る姿を感情たっぷりに歌い上げ、透明感のある声とストリングスが見事に融合した、切なさあふれるバラードだ。日本テレビ系『HEROES シーズン2』テーマ・ソング。
06情熱の代償
別れを決意しながらも涙が止まらない気持ちを歌い上げる失恋ソング。疑いが止まらず、信じたくても信じられないという失恋を経験した人に込みあがる想いを、ストレートな言葉で綴っている。ABC・テレビ朝日系ドラマ『ギラギラ』主題歌となった3rdシングル。
07Fine after rain
挫けそうなときに勇気づけてくれそうな爽やかな曲。雨がやんだ後の晴れた空が思い浮かぶ、清々しさにあふれた耳あたりのいいサウンドが特色。“ラッシュアワー”“ヒール響かせて”など社会人に送る応援歌としてもピッタリだ。
08Breath
失恋の寂しさを乗り越えたいと思いながらも恋人のそばにいたいと願うスロー・ナンバー。切なさを引き立てるシンセの隙間より聴こえるアコギの優しいメロから、エレキが主張する哀愁感あふれるサビへの展開がドラマティック。TBS系『噂の!東京マガジン』エンディング・テーマ。
09Day's...
躍動感あふれるデジタル・ビートをバックに、哀愁感たっぷりに爪弾かれるギターの音色が印象的なインスト・ナンバー。アルバム『GIRL NEXT DOOR』での次曲「ESCAPE」に切れ目なく繋がる、序曲ともいえるクールなトラックだ。
10ESCAPE (Album Edit)
思春期のような甘酸っぱさと夜の街へ“Escape”する背伸びした感覚が入り混じった、躍動感にみちたポップ・チューン。恋する気持ちを描いた歌詞がサウンドとマッチし、女の子のドキドキする心境を見事に表現している。東芝携帯「au W65T」CMソング。
11Winter Garden
幸せをかみ締める瞬間を彼の目線から綴ったラヴ・ソング。心地よいやや遅めのテンポで歌われるおのろけぶりは、ハッピー・テイスト満載。恋人と部屋でまったりしているときにピッタリだ。TBS系テレビ『ランク王国』エンディング・テーマ。
12Climber's high
ロックのビートが何かが始まる予感を思わせる応援歌。そびえ立つ壁を乗り越えたその先を目指す挑戦者の姿を描くが、彼ら自身の決意表明ともとれる。クールなサウンドに芯の通った力強さが感じられる一曲。日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』エンディング・テーマ。
13NEXT DOOR
ストリングスをふんだんに使ったオーケストラ風のインスト・ナンバー。ピアノやティンパニを効果的に使ったサウンド・メイクにより、壮大かつ重厚な世界を描いている。アルバム『GIRL NEXT DOOR』での次曲「偶然の確率」への序曲的トラック。
14偶然の確率 (Album Edit)
TBS系『王様のブランチ』エンディング・テーマなどトリプル・タイアップとなった、鮮烈なデビュー・シングル。キャッチーなビートに乗る“偶然の確率”というフレーズが印象的。恋に落ちる瞬間を描いたポジティヴでエネルギッシュなポップ・チューンだ。