ミニ・レビュー
ヴァイオリンのシャルリエって人は、初めて聴いたけれど、上手い。歯切れがよくって小気味よい演奏をしている。十代の若きモーツァルトの覇気が伝わってくる。甘さや濃やかな情感も不足していない。ま、プラハ室内管の懐の深さに支えられてもいるけど、一聴の価値あり。★
ガイドコメント
ワーナーからユボーらとともにフランス室内楽作品を発表していた、知る人ぞ知るシャルリエの聴かなきゃ損するモーツァルト。オーソドックスながら、モーツァルトの核心に一直線に迫る演奏は必聴ものだ。
収録曲
モーツァルト:
01ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216 (カデンツァ:サミュエル・フランコ)
02ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218 (カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム)
03ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219 (カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム)
演奏
オリヴィエ・シャルリエ(VN) プラハ室内管弦楽団