Base Ball Bear / 完全版「バンドBについて」 [2CD] [限定]

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Base Ball Bear / 完全版「バンドBについて」 [2CD] [限定]
CD
  • アーティスト:
  • ジャンル:
    国内ロック&ポップス
  • レーベル:
    キャピトル
  • 規格品番:
    TOCT-26778〜9
  • 価格:
    2,619 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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ミニ・レビュー
若手バンドの中で、断然個性的で勢いのあるBBB。彼らのインディーズ時代の曲をまとめた『バンドBについて』を、さらにパワー・アップした完全版がこれ。あのタイトに“ひねくれた”ギター・リフをたらふく堪能できる。10代でこのキレのあるセンス。才能がまぶしい!
ガイドコメント
Base Ball Bearのインディ時代に特化した企画アルバム。インディ時代に発表された全23曲に加え、「TRAGIC HEROINE」「ラビリンスへのタイミング」「少女と鵺」の3曲のレア音源を収めている。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    2位 (2009/1/5)  ⇒  25位 (1/12)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    2位 (2009/1/5)  ⇒  20位 (1/12)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    6位 (2009/1/5)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    2位 (2009/1/5)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    4位 (2009/1/5)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    3位 (2009/1/5)
  • TOWER RECORDS ジャパニーズ ロック&ポップス アルバム
    1位 (2009/1/5)  ⇒  9位 (1/12)  ⇒  17位 (1/19)
収録曲
[Disc 1]
01SAYONARA-NOSTALGIA
過ぎ去った思い出の虚しさと懐かしさが入り混じる切ないナンバー。イントロから熱のこもったギターが鳴り響くが、間奏では淡くノスタルジックになり、後半再び熱くなる。不安定な気持ちを吐露したクールだが熱い小出のヴォーカルとサウンドが、絶妙のバランスを保っている。
02つよがり少女
イントロの激しいサウンドから重く切ない曲かと思いきや、意外にも爽やかでストレートな一曲。エネルギッシュで元気なサウンドに照れる気持ちを綴った詞がマッチしている。厚みのあるギター・サウンドがNUMBER GIRLを彷彿とさせる。
03メタモルフォーゼ真っ最中
春を感じさせるような明るいポップ・ナンバー。弾むような小出の歌声につられるようにリズムも弾むが、実は彼女との別れを切なく歌っている。サウンドと歌詞のギャップが印象的で、一人残された悲しみを隠すような強さが伝わってくる。
04微熱ボーイ
どこかゆるさを感じさせるイントロが心地よいミディアム・ナンバー。アマチュア時代の「ギターポッパー」という曲をリメイクしたという。“『僕』の上の上の上の……”や“あの娘のあの娘の……”といったなめらかにフレーズを繰り返すサビが印象的だ。
05SUNSET-KI・RE・I
“SUN・SET!”という掛け声とともに始まるエモーショナルで心地よいアッパー・チューン。大学初日、電車に乗った小出が向かいのホームのベンチに座るカップルを見て、夕日が落ちる前に急いで書いたという。焦りや衝動をぶつけた詞やサウンドに心打たれる。
06夕方ジェネレーション
インディ時代に出したミニ・アルバムのタイトルにもなった曲。“夕方”と“You gotta”をかけた詞と懐かしみあるメロディは、まさに夕方にピッタリ。柔らかさのなかに力強さを秘めた小出の歌声が、心地よさを増幅させている。
07BOY MEETS GIRL
想い出のなかにいる“アノ娘”への想いと夏への期待感を歌った青春ソング。圧倒されるほど切なさを熱く歌い上げる小出に、関根のベースが安定感を与える。「夕方ジェネレーション」ともリンクしたような歌詞に注目。
08少女と鵺
憂鬱な日々を送る少女が現実逃避。鵺(ぬえ)という恐ろしい妖怪を登場させながらも、どこか幻想的で爽やかさすら感じる曲だ。夜空を飛ぶ夢と“曖昧になる前に逃げることは逃げじゃない”ということに気づいた瞬間との境界が淡く描かれ、不思議な想いにさせられる。
09YUME is VISION
インディ時代のシングル曲で、ベース関根のダウンピッキングで始まる躍動感あふれるグルーヴィなナンバー。事故で死んだ彼女と“幸せ”に生きることをエモーショナルに歌っている。“夢すなわちヴィジョン”というフレーズが頭に残る。
10君のスピード感
青春時代の甘酸っぱい経験を思わせる小さな恋の始まりを、爽快なメロディと軽快なリズムで奏でるミディアム・ロック。気になる“君のスピード感”に乗せられ、キラキラした想いで胸焦がれている“俺”の心情をストレートに描き出している。
11東京ピラミッド
力強いドラムと流れるようなメロディで始まる心地よいナンバー。制作当時、小出はアンダーグラウンドな雑誌に凝っていたことからこの曲ができたという。自己陶酔に浸り、“人海(ひとうみ)”のなかを彼女を捜しながら軽やかに泳ぐ男の姿が思い浮かぶ。
12ドッペルゲンガー・グラデュエーション
リズミカルな4つ打ちとアグレッシヴなメロディが繰り出されるロック・ナンバー。小出が混沌としていた昔の自分からの“卒業”を意味して作ったという。後半で叫ぶような歌い方になり、歪んだギターが鳴るとともに激しさを増しながら狂い出すサウンドにも注目。
13TRAGIC HEROINE
インディ時代のレア音源。もともとは他のバンドに提供する予定だったが、あまりにもいいものができてしまったので自分たちの曲として完成させた一曲。軽快なリズムに乗せて、“あの子”に対するほろ苦い気持ちをどこか切なげな声で歌う。
[Disc 2]
01極彩色イマジネイション
インディ時代に出したアルバム『HIGH COLOR TIMES』に収録されている曲。パーカッシヴなロック・サウンドで、関根の低音ベースが間奏のギターを際立たせている。ころころ変わるメロディ・ラインは、いろとりどりの情景が目に映すようだ。
02April Mirage
“君”に伝えたい想いと現実との葛藤を歌ったノスタルジックな一曲。低音のベースとギターが絶妙のバランスを保ちながら、ぬくもりあるサウンドを構築している。ベース関根が出演した映画『リンダ リンダ リンダ』の挿入歌としても使われた。
03空飛願望
力強いベースがうなりエフェクティヴなギターが鳴るリズミカルなナンバー。明るい光が差し込んだような希望が感じられるサビに軽やかな小出の歌声が乗る。最後の“5000M”というフレーズとともに浮遊感をともなってく淡いメロディは、空を飛んでいるような気分にさせる。
04向日葵の12月
目まぐるしく季節が巡るような躍動感あるサウンドが気持ちいいナンバー。“十二月に俺は生きる”と強く歌いながらも、冬の寒さと切ない思い出とがリンクして、メランコリックな一面も見え隠れする。次第に高揚していくドラマティックな展開が秀逸。
05白雪の彼女
“あ、君がいたような気がした”という歌い出しから切なさを感じさせる恋愛ソング。雪が積もるとはしゃいでいた元カノの幻影を、林檎色の頬や蜜柑色の髪から思い出してしまうというノスタルジックな詞が印象的。白、赤、オレンジといった色のコントラストによる描写が秀逸。
06海になりたい
駆け抜けていくようなスピード感のあるメロディが魅力のアッパー・チューン。若さにあふれた勢いのあるサウンドと小出の歌声が非常によくマッチし、“ベボベ”の存在感を強く表わしている。間奏の荒々しいギターが、過去の出来事を吹っ切ろうとしているように聴こえて切ない。
07aimai memories
歌い出しの小出の優しい声に引き込まれる、どこかノスタルジックで懐かしさが漂うナンバー。温かく幻想的なギターのメロディと簡単なコード進行だが存在感のあるベースの、両者が奏でるハーモニーが心地よい。淡いキラキラした思い出のなかを泳ぐようだ。
08サテライト・タウンにて
はかなさのなかに希望が見えるような歌詞と躍動するサウンド。イントロの激しいベースの存在感に圧倒され、刻々とリズムを刻むドラムにも感情が芽生えているようだ。優しく熱く、時折裏声になる小出の歌声が、詞の魅力を十二分に引き立てている。
09君色の街
イントロのギターがどこかノスタルジックに響くナンバー。ヴァースでは高音で奏でるギターと低くうなるベースがそれぞれ強調されるが、サビでは混ざり合って熱いサウンドとなって鳴り響く。“君色”の思い出が残る街に生きる哀しみが淡く描かれている。
10翳ない2人
温かくてそよ風のような優しさと爽やかさが特色のサウンドと、先の見えない二人の未来の不安を打ち消す希望の光のような安堵感がある詞が特徴。切ない時も温かい時も“ベボベ”の曲には“オレンジ色”がよく似合う……そう思えるナンバーだ。
11彼氏彼女の関係
ワウのかかったギターが印象的なミディアム・ナンバー。“夕方”“哀愁色”“君色の街”といった君に関する切ない思い出を、憂いを含んだ言葉で表わしている。色っぽさが混ざった小出の歌声には、熱くなりきれずにいる悩ましい気持ちが感じられる。
12HIGH COLOR TIMES
しっかりとしたボトムのベースの上で泳ぐように鳴るギターが、過去と現在の曖昧な空間を表わしているかのよう。思い出の“君”を想うあまりに“夢の街”から抜けられず、“君”と夢で逢える時を願うはかなさが、哀しいほど伝わってくるようだ。
13ラビリンスへのタイミング
ダンサブルなナンバーかと思いきやサビで曲調が変わる、彼ら特有の変幻自在なコード感が味わえるインディ時代のレア音源。“俺は踊りながら泣いている”という不安定な気持ちと抑えきれない衝動が、間奏で自由に動き回るギターとなって表われている。
アーティスト
  • Base Ball Bear
    日本のロック・バンド。愛称は“ベボベ”など。2001年、高校の学園祭出演のために結成され、翌年に現バンド名へ改称。2003年にミニ・アルバム『夕方ジェネレーション』でデビューし、2006年のミニ・アルバム『GIRL FRIEND』でメジャー……
  • 同時発売作品
    Base Ball Bear / LOVE MATHEMATICS [限定]
    シングル TOCT-40229   1,047円(税込)   2009/01/07 発売
    Base Ball Bear / LOVE MATHEMATICS [限定]をamazon.co.jpで購入するBase Ball Bear / LOVE MATHEMATICS [限定]をTOWER RECORDS ONLINEで購入するBase Ball Bear / LOVE MATHEMATICS [限定]をHMV.co.jpで購入するBase Ball Bear / LOVE MATHEMATICS [限定]を楽天ブックスで購入するBase Ball Bear / LOVE MATHEMATICS [限定]をTSUTAYAで購入する
    前作の「changes」以来、約8ヵ月ぶりのシングルで、リリース前から学園祭ツアーで演奏され好評を博していた疾走感あふれるバンド・サウンドの「LOVE MATHEMATICS」、2008年に配信限定販……
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