ミニ・レビュー
“ニューイヤー”は、バレンボイムは意外にも初めてだそうだ。それにハイドンの没後200年を記念して「告別交響曲」の第4楽章が初めて取り上げられた。ほかにも初登場の曲が2曲入って、初ものづくしでおめでたい。演奏も決めのポーズが決まっていて、とにかく格好いい。
ガイドコメント
2009年、ウィーンのニューイヤー・コンサートは、タンゴの国アルゼンチン生まれのバレンボイムが指揮を担当。指揮者としては押しも押されもせぬ大指揮者となった才人の、期待にたがわぬウィンナ・ワルツが堪能できる。
収録曲
[Disc 1]
J.シュトラウス2世:
01オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」序曲 (ベルリン版)
02ワルツ「東洋の物語」op.444
03アンネン・ポルカop.117
04ポルカ・シュネル「速達ポルカ」op.159
05ワルツ「南国のバラ」op.388
06ポルカ・シュネル「百発百中」op.326
07オペレッタ「ジプシー男爵」〜序曲
08オペレッタ「ジプシー男爵」〜入場行進曲
09宝のワルツop.418
ヘルメスベルガー2世:
10スペイン・ワルツ
[Disc 2]
J.シュトラウス1世:
01ザンパ・ギャロップop.62
J.シュトラウス2世:
02ポルカ・フランセーズ「アレキサンドリーナのポルカ」op.198
03ポルカ・シュネル「雷鳴と電光」op.324
ヨーゼフ・シュトラウス:
04ワルツ「天体の音楽」op.235
J.シュトラウス2世:
05ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳」op.332
ハイドン:
06交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」〜第4楽章
J.シュトラウス2世:
07ポルカ・シュネル「そんなにこわがることはない!」op.413
08新年の挨拶
09ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
J.シュトラウス1世:
10ラデツキー行進曲op.228
演奏
ダニエル・バレンボイム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団