ミニ・レビュー
2004年に始まった灰野+藤掛デュオ、第1弾CD(2005年、横浜でのライヴ録音)。完全即興とのことだが、リズムはいわゆる8ビート中心、エレクトリック・ギターのコード弾きが主体なので、サウンドは実に明快だ。ロック・ギタリストとしての灰野に浸れる。
ガイドコメント
灰野敬二と藤掛正隆によるデュオのライヴ音源第1弾。2005年7月に横浜で行なわれたステージの模様で、動と静、轟と寂を鮮やかに交錯させるパフォーマンスが味わえる。
収録曲
01ほら、目覚めてきた ほんの少し前まで、何の意味を持てず転がり続けていた「あきらめた方がいい」って言っていた魂たちが
02明日 アルファベットが、消えてしまいますように
03ずれてゆけ ずれてゆけ ずれきってしまえ 点と点 1と1が 重なってしまうまで
04今でも削り続けている奇跡を、何かが粉々になったかけらが、時間の生け贄になっている
05おまえ
06とろけてゆく ゆるやかに ゆるやかに 突然変異に憧れて
07暗号
08あっち