ミニ・レビュー
ウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手を務めた幸田浩子は、内外で活躍する逸材。今回は親しみやすくゆったりとした曲を集め、弦楽合奏の艶やかな響きを背景に伸びやかな声を披露している。彼女のために書かれた「カリヨン−新しい色の祝祭にて−」を初収録、息の長い甘美なメロディが印象的。
ガイドコメント
幸田浩子の2枚目のソロ・アルバム。イタリアの人気ピアニスト・作曲家のドンギアが幸田のために書いたタイトル・トラックをはじめ、彼女の美声が存分に堪能できる作品となっている。
収録曲
[Disc 1]
01アヴェ・マリア (カッチーニ)
02アヴェ・マリア (バッハ/グノー)
03歌劇「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ (なつかしい木陰よ) (ヘンデル)
04歌劇「リナルド」〜涙の流れるままに (ヘンデル)
05アヴェ・マリア (マスネ)
06アヴェ・マリア (マスカーニ)
07禁じられた音楽 (ガスタルドン)
08ヴィラネル (デラックァ)
09くちづけ (アルディーティ)
10ブラジル風バッハ第5番〜アリア (ヴィラ=ロボス)
11ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
12カリヨン-新しい色の祝祭にて- (ドンギア)
13アメイジング・グレイス (トラディショナル)
[Disc 2]〈DVD〉
01「カリヨン」 (ドンギア) (ショート・ヴァージョン)
02歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜恋人よ、さあこの薬で (モーツァルト)
演奏
幸田浩子(S) 新イタリア合奏団 (12)(13)ベッペ・ドンギア(P)