ミニ・レビュー
バロック時代カストラートが演じた主人公は、現代ではメゾやカウンターテナーによって歌われるのが一般的。テノールのビリャソンがヘンデルに挑んだのは驚きだった。しかし、強靭な喉によるアリオダンテなど騎士らしく頑強な表現で、新鮮な魅力にあふれている。
ガイドコメント
情熱的な歌唱で、イタリア・オペラには欠かせない存在となっているローランド・ビリャソンの、やや意外な感もあるヘンデル・アルバム。古楽演奏のエキスパート、ポール・マクリーシュを擁した一枚となっている。
収録曲
ヘンデル:
01歌劇「タメルラーノ」第1幕~天地は怒りで身を固めよ
02歌劇「ロンバルディ王妃ロデリンダ」第3幕~我が心は地獄のようだ
03歌劇「ロンバルディ王妃ロデリンダ」第3幕~貧しき群れの羊飼いも
04歌劇「セルセ (クセルクセス)」第1幕~私の愛するプラタナスの
05歌劇「セルセ (クセルクセス)」第1幕~かつて木陰ほど
06歌劇「セルセ (クセルクセス)」第1幕~我が心の炎を想えば
07歌劇「セルセ (クセルクセス)」第3幕~残酷なる地獄の三女神よ
08歌劇「アリオダンテ」第2幕~不貞の女め、情夫の胸に戯れるがいい!
09歌劇「アリオダンテ」第3幕~暗く不幸な夜のあとには
10歌劇「タメルラーノ」第3幕~おお、何と喜ばしい日か!-怯え震え上がるがいい-いいえ、私も後を追わせてください-ああ、神々はなおも動かぬのか!
11歌劇「タメルラーノ」第3幕~娘よ、泣いてはならぬ
12歌劇「タメルラーノ」第3幕~残忍な男よ、貴様は娘の涙をみることになろう
13オラトリオ「復活」第1部~キジバトはかくも
14オラトリオ「復活」第2部~愛しき我が子よ!
演奏
ローランド・ビリャソン(T) ポール・マクリーシュ指揮 ガブリエリ・プレイヤーズ