ミニ・レビュー
80年代にアイドル的な人気も得た女性ジャズ歌手と、カルロス菅野率いる広角型ラテン・ジャズ・バンドが和気あいあい、素直に重なった共演作。きらびやかで弾力ある重厚サウンドのもと、ちょいハスキーな歌声が気持ち良さそうに泳いでいる。好企画作。
ガイドコメント
ジャズ・ヴォーカルの女王と呼ばれるマリーンの、カルロス菅野プロデュースによる初のラテン・ジャズ・アルバム。熱帯JAZZ楽団とのコラボレーション3曲を含む、ホットな内容の一枚。
収録曲
01MAIS QUE NADA
02FALLING DEEP
03NEVER CAN SAY GOODBYE
04QUE HICISTE
05I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
06AIN'T NOBODY
07AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH
08IT'S MAGIC
09COULD IT BE MAGIC
演奏
マリーン(VO) カルロス菅野(PERC,B-VO) (1)〜(8)佐々木史郎,鈴木正則(TP),中路英明(TB) (1)(2)(7)(8)森村献(P),高橋ゲタ夫(B),平川象士(DS),アンディ・ウルフ(TS),宮本大路(B) (1)(2)(8)西田幹(BS-TB),近藤和彦,藤陵雅裕(AS),奥村晶,松島啓之(TP) (3)〜(6)(9)藤井摂(DS),奥山勝(P,RHODES),スティーヴ・サックス(TS) (1)(2)(4)(6)(8)美座良彦(TIMB) (1)(2)(6)(8)青木タイセイ(TB) (4)〜(6)(9)コモブチキイチロウ(B) (3)(4)(6)(9)竹中俊二(G) (5)(9)山口真由子(VIB)